幸福の国ブータン 2012/5/11~5/16 パロ〜テンプー〜プナカ〜パロ

 登山の後、幸せ度100%の国、ブータンに出かけた。
日本で人気ナンバーワンの国のブータンは確かにピースフルな山国だった。 
 まず、空港でお迎えくださったのが、新婚旅行で日本を訪問された王さまとお妃さまの写真。これは他の町中でも見られた。


ヒマラヤの山々を見下ろす飛行は素晴らしい!エベレストが見える。
空港に近づくだいぶ前から飛行機は高度を下げ、山間を縫うように旋回して滑走路に着陸した。これは遊覧飛行のようで、なんともすごい腕だと思った。

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 ブータンの人々はたいてい筒袖着物のような民族衣装を着ている。人口も車も少なく、信号と橋がない。山を削って作った道はくねくねとして慣れないと車酔いをしてしまう。まあ、道も悪いのでけっこうハードな観光となる。
 気候は北と南では寒暖の差が激しく、プータンの玄関口、パロに到着したときは爽やかな高原の気候で、ネパールの厳しい山の自然に痛めつけられた体はやさしい緑の風に包まれて心身ともに癒された。

 フルーツはりんご、ぶどう、スイカにメロン、マンゴーにオレンジとなんでもござれ、野菜も豊富でじゃがいもはもちろん、高菜からアスパラ、ブロッコリー、山菜と春野菜と夏野菜と秋野菜がごったになって売られている。南は亜熱帯なのでタイと同じようなフルーツが採れるそうが、なんとも不思議な風景だ。


 観光は主にゾンと呼ばれる寺院と美術館、そして農家見学とネパールの文化紹介。パロの岩山の中腹に建設された「タイガーの寝床」と呼ばれる寺院へのハイキング。これで5日間が過ぎ去った。
 他にチョモラリのトレッキングが人気で、10月のシーズンには予約で満員になるとか。テントもマットもすべて貸してくれるそうだ。寝袋は暖かいものを用意した方が良いとのことだった。


 観光の合間に買い物をしたが、お土産品はネパールと似ている。織物と帯が素敵だったがちょっと高すぎて手が出ない。店員も負けてくれないので、諦めて民族衣装の巻スカートを購入した。これをカットしてテーブルセンターとランチョマットにすると素敵かも知れない。






 

<費用について>
 ブータンは日本からだと目の玉が飛び出るくらいに高いので、カトマンズからなら近いし安いだろうと、カトマンズの友人とエージェントに頼んでコストを出してもらった。
 もちろん安く仕上がったが、1日200us$かかるのは変わらない。6日間のショートトリップで1150us$とチケット代が475us$で、日本円で129000円。
 日本からのJTBツアーはA級ホテル滞在で、58万とネットに出ていたので、確かに安いと思う。現地で出会ったJTBツアー客はお一人様で40万と言っていたので、もしかしてB級ホテルだったのかも知れない。
 後で、現地のガイドに聞いたところによると、直接現地のガイド会社に申し込むともっと安くなるそうだ。3人以下だと1日40$の上乗せ料金がかかるそうで、日本語のガイドを頼むとさらに料金が高くなるそう。
 もちろん私たちはA級ホテル滞在で、広い部屋にバスタブ付きだったので、観光のあとには毎日お湯に浸かり、リゾート気分を満喫できましたよ。
 そして、3食、ドライバー&英語のガイド付きだったので、お小遣いは50us$のみ。ブータンにしては安上がりな旅でありました。