藻岩山

  山友達と藻岩山登山に行く。
お天気も良く、風もない最高の登山日和。友人が慈恵会病院からの冬だけの登山道を案内してくれた。 
 藻岩山ロープウェイもリニューアルし、山頂のレストランも開店したばかりとか。平日なのに、登山道は中高年登山者で賑わっている。
 けれど、冬道は静かで人もいない。林の中にキツツキのドラミングが響き渡り、青空の下に広がる札幌の街並が開放感を与えてくれる。
「え〜、いいねえ、このコース!」とごきげんになる。街の中なのに、ちょっとした冬山気分をあじわえるのだ。
 山頂の展望台には「愛の鐘」設置され、手すりにはなぜか鍵が並んでいる。相合い傘ならぬ「愛の鍵」が......。恋人たちは、二人で鍵を保管しているのだろうか?
 まあ、愛が芽生えるのは嬉しいことよ。芽生えなければ子供も生まれない。
「なんでもいいからさ、頑張って愛を育んでちょうだいよ!」と団塊世代のおばさんは愛の鍵に叱咤激励する。
 税金を払う若者が少なくなると、わたしたちは生き延びられないもんねぇ。
こんなことをほざいていると、そんな世代は早くくたばれ、と言われるかも知れんね。あんまり長生きしちゃいけんかも。



http://web.me.com/dreamispower/index/Welcome.html