卒業式
朝礼で卒業生に花束を送る儀式があった。
それぞれの生徒の合格した大学を発表し、校長からバラの花と金一封が送られた。
日本語クラスの4年生たちが、坂本九ちゃんの「しあわせなら手をたたこう」を歌って合格を祝った。これはたいそう好評で「日本の歌か?」と聞かれて、「日本では有名だけど、英語のバージョンもあるからわからない」と答える。
午後からは、講堂で卒業証書授与式があり、卒業生たちは白のスーツに身を固め、たいそう凛々しく見える。
突然、朝から炎天になり戸外も講堂もうだるように暑かった。扇風機がぶんぶんうなり声をあげても、だらだらと滝のように汗が流れ出る。
夕刻からは寮のパーティが始まりとでもにぎやかだ。明日は学校全体のパーティとか。
わたしは、午後からコンケーンを経由してタイの北部の古びた町、チェンカーンに遠出をすることになったので、パーティは出席できない。
1日がかりの卒業式で、やれやれでございました。