プロフェショナル HNK world

 カリスマ主婦、栗原はるみさんの「プロフェショナル」を観た。
これは昨年帰国したときに偶然観た番組で、あら、ラッキーじゃん!とパソコンから離れた。日本では、彼女の「おうちご飯」は美味しいと好評なのでよく作っていた。
 丁度昼ご飯時で、インが「Maki、ランチタイム〜!」と迎えに来た。
「先に、行って!いまお気に入りの料理番組が入っているの」と返答。そのまま番組を観た。

 料理をつくるのが仕事とはいえ、素敵なキッチンをもっているなあ、と2回目なので部屋の隅々ををウォッチングしていた。
お鍋だって高そう......,食器も白を基準にしているが、和食には土っぽい焼きものの大皿がある。いいな、あんなのほしい、と今は料理もしないのに欲しくなる。それに野菜の新鮮なこと!葉っぱの緑も、人参のオレンジも美味しそう!
 ご主人との夕食に白ワインが添えてあった。おしゃべりしながらグラスをゆるゆると傾けワインを空気に触れさせていた。ワインの香りが漂ってきそうだ。どこのワイン?とボトルを見たら、ラベルが見えないように置いていましたね。


 それに比べてタイの暮らしのなんと違うこと。
昨夜は向いの部屋の先生に誘われて隣町まで食事に行った。
インが、「タイすき焼きに行こうって誘われたよ。多分、ここよりは美味しいと思うから、Maki行こう!」と嬉しそうだ。わたしは寮の夕ご飯を食べたばかりなのに、「美味しい」との言葉に釣られてついて行った。
 ところが、レストランとは言っても、町はずれ原っぱにテーブルを並べただけで、下は土で野良犬がごろごろしている。食べ放題の肉は常温で危ないし、野菜もいい加減ぼろぼろになったプラスチックのカゴのてんこ盛りになっている。
 プラスチックの食器がまたすごくて、使いすぎて黒ずんでいる。犬猫の皿だってもっときれいだろう。こんな皿に料理を入れるなんて、いやだなあ、と見ただけでお腹いっぱいになった。
「食べなよ、美味しいよ!」と言われても「夕食、2回目だから....」とお茶を濁し、ちよっと摘んで帰ってきた。
 衛生観念は人によって違うし、味覚も美的センスも違うことは頭では知っているが、いざ食べるとなると躊躇してしまう。タイ人って美的センスも味覚もないんじゃないかと、失礼ながら思ってしまうのだ。

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栗原はるみHP
http://www.yutori.co.jp/harumi/profile.html