朝礼の準備

 朝礼で日本語のイベントをすることになった。
「毎週木曜日に、なにか出し物を準備してください」とのお達しがあり、この週末はアイデアを考えていた。
 日本を代表するものといえば、富士山にさくらでしょう、そして寿司かな。これは世界中だれでも知っている。それで、富士山と桜の絵を描いた。その裏に四季の風景イラストを貼り、日本の四季の美しさを紹介することにした。
 イベントはクイズ付きで、当てた生徒にはプレゼントを用意した。日本の有名なもの3点をあげてもらい、富士山の山の高さを当ててもらう。


 最後に「四季の歌」を歌うことにした。
急遽、金曜日に3年1組の生徒の授業をはしょって、歌の練習したら、「けっこう、みんなちゃんと歌えるじゃん!」驚くなかれ、音痴のわたしも歌えた。まさか、いまごろになって人前で歌を歌うとは思ってもみなかった。
 小学生のとき、音楽のテストは独唱だった。音痴なので絶対歌いたくなかった。いつまでも歌わないものだから、教室の後ろに立たされ通知書の採点は2だった。楽器を扱うようになって点数はカバーできたものの、歌なんか人前で歌うことなんぞ生涯においてないだろうと思っていた。
 ところがどっこい、今は歌も歌えば踊りも踊る。人生なにがあるか死ぬまでわからんもんね。


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