夕餉

 友人のいるソンデットのピッタヤコーン・スクールでは新しい校舎を建設中で、ため池のまわりに建設作業員のバラック小屋が建てられていた。
 夕刻、人々は仕事を終え火をおこし夕餉の支度をしていた。井戸のまわりでは、女たちがおしゃべりしながら洗濯をし、水浴びをしている。
 こんなことろに人々の穏やかな暮らしがある。労働と喜びというのはこういうことなのかな、と思う。
「さわでーかあ」とあいさつすると、笑顔で「かあ」と返してくれる。ほのぼのとしていて、しあわせそうだなと思った。