書道

お楽しみ授業の一回目は書道。
生徒は教室に入ってくるなり、いつもと違った雰囲気に興味しんしん。
まず、一文字の漢字のお手本を見せて、「今日は書道をします」という。最初にお手本の漢字を日本語とタイ語で読んでもらう。それから自分の好きな漢字を選び練習する。嬉々として筆をもち、お手本の書き順を気にするふうもなく自由に書き始めた。おしゃべりしながら筆を振り回すので制服を汚しはしないかとはらはらする。
リサイクルペーパーで練習したあとでわら半紙に清書してもらう。何枚も書いている生徒もいて、あっというまに墨と紙が足りなくなった。墨を入れた空き瓶に、何本もの筆を立てたままにするから筆が墨を吸ってすぐなくなる。一日で200mlの墨が2本もなくなりあわてて水を足した。もう、墨は1本しかないので水で薄めて使うしかない。墨の瓶に筆を入れないように側に筆置きを用意した。
先週、期末試験を受けなかった生徒の試験もあり、書道と二つのかけもち授業なのでなんとも忙しい。ほとんどの生徒が自分の名前を日本語で書けない。こんな時に限って日本語で名前を書きたいらしく、「せんせ〜!」「せんせ」とやかましい。
そこに、ゴティ先生が「わたし、漢字、大好き!」と言って、生徒に混じって書き始めた。「これは、正しいですか?」などと、忙しいところに質問するから、授業のじゃまをしているようなもんだ。やれやれ疲れたぜ。
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