サンディ・マーケット

日曜日の早朝に市がたつ。毎週7時過ぎにサンディ・マーケットに出かける。
タイに来て以来バナナジュースにハマっているので、まずはバナナの買い出しをする。数種類のバナナの中から美しい色と形のバナナを探すのが楽しい。
それに、なによりも会話の勉強になる。「に〜あらいか?(これはなに)」となんでも聞いてみる。「たお〜らいか?」と値段を聞いてお金を払う。最初は数字が聴き取れなくて大変だった。今ならなんの問題もない。そして「ぺ〜ん、ちゃんる〜い!(高いね)」も覚えたし、「ろっと、い〜だいまいか(まけてよ)」も言える。交渉が成立したら「こっぷんか(ありがとう)」もう、これだけ言えればちゃんと買い物ができる。
今回はレディボーイのお姉さんのところで足を止めて美しいバナナを一房買った。「すわいまあ(きれいね)」と言ったら、お姉さんは自分の事だと思ったのか嬉しそうだ。市場をひとまわりし、もう一房欲しくなってまた同じお姉さんのところで品定めしていると、突然彼女は後ろに消えた。「あれっ?」と出したお札が宙に舞った。お姉さんはにっこり笑って、もっときれいでふさふさしたバナナを出して来てくれた。嬉しくなって「こっぷん、かあ!」と大きな声で言う。一房20Bのバナナが二つで、およそ100円也。
手織りの生地屋のおばさんとも顔見知りになった。手織りのタイコットンの巻スカート分が1000円もしないで買える。美しい絣に魅せられてしまい、つい財布を開けてしまう。カゴ屋のおじさんとも親しくなり、今日は餅米を入れる楕円形の小さなカゴを買った。
たわいのない買い物だけど楽しい。「いぷん?(日本人)」と興味を持ってくれるからかな。地道に、地べたに座って生きている人たちがいる。山にお金をばらまいていた自分が恥ずかしくなった。
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