採点表

月曜日から日本語の期末テストをするので採点表を作った。
１年生、２年生は出席点、提出物、その他リーティンング、スピーキング、リスイングなどの課題を、なんの問題なくすらすらと点を記入出来るが、３年生が問題だ。特に３年４組は１２名のうち、毎週出席するのは３名のみで、どう救済処置をとればいいのか頭を悩ましてきた。
カード作りや提出物で点数を加算していくしかないので、口をすっばくしてクリスマスカードや年賀状を提出するように言った。しかし、すべてをトータルしても４５点で５０点には満たない。テストで５点稼がないとグレードはゼロだ。
月曜日の１時間目が始める前に、クラスに出向いて大声で喚かねばならない。「うぉ〜い！テストを受けなければ、みんなゼロだ」また朝礼で校長から小言を言われ、担任のむち打ちのおしおきだ。このおしおききも効き目があるのは当日のみで、翌週からまたけろりと忘れてクラスをさぼる。
あまりにも騒がしいので、クラスごと別棟に島流しにされたことがあった。ボードもない教室で「そんなことは良くない」と島流しの理由を副校長に聞きに行った。教室をリホームするとの返事だったが、その教室はリホームされることなく、２ヶ月後にまた元の教室に戻ってきた。タイの教師たちも手を焼いているらしい。やれやれこまったもんだ。

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