恋人たち

ゴティ先生が「今日の夕食おごります」という。「いったいなに?」と聞いたら、「お世話になりましたから」とのことだ。
クリスマスの日、日本語コンテストの会場で妙に落ち込んでいた。胸が苦しいと言うので、「どうしたの?」と尋ねると「彼と(女性の恋人)と別れました」という。「え〜、どうして?」と聞くと「わたしがやきもちで、わがままだから」という。「どうして、そう思うの?」と重ねて聞くと、「何時も、電話していないと寂しいから電話していると、彼は見張られているようで疲れると言いました」そりゃそうだろう、一日時中携帯をオープンにして話していたら誰だって疲れるかも。「彼は自由がないと言いました。今日で一年付き合いました」それでも一年もったんだぁ、と思いながら身の上話に乗っていた。
スピーチコンテストが終わったあと彼女はバンコクに行く予定だったので、「会わずに別れるなんて、どうかと思うよ。会って話したらいい」とアドバイスした。原因のすべてが彼女のわがままから来ているとしたら、会えば仲直り出来ると思ったからだ。彼女はとんでもなく身勝手でわがままだが、なぜが憎めないところがある。
バスターミナルで、ぎりぎりの時間まで恋人と連絡を取り合っていたが、決心したらしく「わたしは彼に会いにいきます!」と郊外のバスターミナルへと向った。やれやれ、これで上手く収まるだろう。
正月明けに、どうなったかしら?と様子を伺っていると、相変わらず携帯をオープンにして話をしている。よりが戻ったらしい。
というわけで、屋台でビーフンをごちそうしてもらった。ごちそうさまでした。
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