世界一美しい文字

アメリカ人のクリスが日本語の文字は世界一美しいと言った。
「どうして、そう思うの?」と尋ねると、四角い漢字と漢字の間にやわらかなひらがなが混じると、とてもバランスがよく美しく見えるのだそうだ。漢字のもつ意味と形が好きなんだという。「アルファベットはみんな同じ形でしょう?」とのこと。
「みかんって書ける?」と聞かれて、「ごめん、カンは柑橘のかんだけど、ミは、なに?」と外国人に聞く羽目になった。正解は蜂蜜の密だった。昼食時に、となりに座ったタイ人の女性がソムオー(みかん)と言う名前なので、ナプキンに漢字を書いてあげていた。う〜ん、と感心してうなってしまった。

今日の朝日新聞天声人語は言葉についてだった。詩人の谷川俊太郎の「おならうた」を引用して、ことばの表現の豊かさを述べている。以下、引用文。
『▼適切な表現にたどりつくには、意味と語感の二つの道があるという。意味には字引という案内人がいるが、語感には道しるべもなかった。近刊『日本語 語感の辞典』(岩波書店)の著者中村明さんが、先頃の読書面で出版を思い立った理由をそのように語っていた▼「言葉を選ぶ時に多くの表現が思い浮かぶのは、ものの見方が細やかということです。ものの見方を磨かないと、表現は増えません」。』
ものの見方が、ことばの表現を豊かなものにしてくれるのだ。朝から、う〜んそうねえと、感心している。
今日も一日、良い日でありますように。
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