頼みごと

ゴティ先生に頼みごとをされた。
月曜日の午後、外出先から電話が入り、「今日の高校三年生の授業を代わりにやっておいて」とのことで、相変わらず直前になってから言ってくる。インが「またあ!」とあきれている。
授業するには準備が必要だろうに、彼女は準備などしていないらしい。
後期の始めての授業の日も、生徒が来てからあわてて「先生、その歌のリスニングのプリント貸してください」と言って、わたしが中学生に準備していた歌とプリントを高校生の授業に使った。
今日は今日で、授業中にやってきて、「年賀状の文章のサンプルを作ってください。なぜなら、高校生は忙しくなるから今週書いてもらうことにしました」とわたしの授業を中断して、生徒の前でおねがいする。
「あんたのクラスだろうが」と思うが、生徒の前なので「い〜いですよ」といい顔をした。
すると、あたりまえのような顔をして「ひらがなとカタカナと漢字を入れて作ってくださいね」と注文をつけた。かちんときて、「ゴティ先生、グーグル・ジャパンで検索すると、いくらでもサンプルが出てきますよ」と言った。
すると、「わたしは公務員ですから、忙しいですから…」ときたもんだ。「自分でサンプルぐらい作れよ」とは言わないが、むっとした。「忙しいのは私の方ですよ。ゴティ先生は今、週に2時間しか授業がないでしょ! 私は12時間です」とはっきり言った。それに、他の公務員の先生は週22時間受け持っているのだぞ。
職員室で授業記録をつけていたら、短冊に書いたサンプルを手ににやってきて、「間違いがあったら直してください」と言う。
ふん、やればできるじゃん! ちよっと強く言い過ぎたかな、と思いサンプルの年賀状を4枚作って渡した。やれやれ。
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