サラリー

10月分のサラリーをもらっていないのでインと事務室に出かけた。
公務員の先生たちには、先週末に支払われている。外国人教師は生徒の授業料でまかなわれているので、月末が土日に重なると翌月まわしになる。ところが、もらいに行ったら4日分しかない。「えっ、約束がちがうんじゃないの?」と目が点になった。インは「昨年は支払われたのに、なぜ?」と不審そうだ。
インによると、タイの教師は休みになると給料が支払われないと言う。病気で休んだら給料を差し引かれるのだそうだ。「それって、よくないシステムだね。じゃあ、パートタイマーと同じじゃん」と私。
金庫番の先生に「契約は,10月の休みも給料が支払われることになってるから、チュンポーン先生に確かめて」とお願いする。しかし、数日たってもなしのつぶてだ。インは「お金のことを、あまり言うと、タイの先生たちは良く思わない」と言う。「私たちの給料のほうが高いからね」と遠慮ぎみだ。インはタイ語を話すので、うわさが耳に入るのだろう。
「契約のことなんだから、遠慮することないよ」とチュンポーン先生に言いに行った。すると、給料の件は彼の耳に届いていない。「約束が違うから、デレクターに掛け合ってください」と言ったら、すぐに飛んで行った。そして、ようやく今日の午後になって,1ヶ月分の給料が手に入った。
ついでに,チュンポーン先生に,「来年も働くことにしたら、4、5月の休みの分の給料も支払うと言ったのはほんとう?」と確認する。「もちろん支払うから、そのことをアデルにも説明して」と言われ、アデルに「いつ、大学に戻るの?」と聞くと、来年の9月だと言う。
「それまで働いたら、学校が2ヶ月の休みの分の給料も払うってよ。あなたは60,000Bよ」と伝えたが、なんの反応もなし。5ヶ月でせいいっぱいってとこかなあ。ちなみに,私の給料は彼女の半分だ。これもアンフェアだと伝えてある。さて、来年はどうなるか。
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