レッスンプランとフィートバック

前期のレッスンプランを整理してまとめた。授業のフィートバックも毎日つけていたので300ページ弱の膨大な量になった。
授業計画を立てたのはいいがタイの学校は行事が多く1週間まともに授業がある日は少ない。同じクラスの授業がつぶれる事が多く、クラス調整と授業内容の調整がたいへんだった。曜日を変更して授業をするように指示された日もあり,授業が前後してごちゃごちゃになってしまった。まあ、熱心にとりくんだのはクラスごとの授業記録をつけることによって問題が見え後期の授業のヒントになるだろう、と思ったのだ。
しかし、徒労だったかも。出来の悪い生徒が突然良くなることもないだろう。タイ人の気質みたいなところもあって一概には言えないが、のんびりした校風にのほほんとした生徒、くったくなく「せんせ〜い」と呼ぶ笑顔にほっとしているのも確かだ。
学校は仏教の行事やイベントを大事にする。そのために放課後、生徒たちはタイの伝統的な古楽器の演奏やタイ舞踊を練習する。タイ舞踊は小学校から専門の先生がいて踊りの指導に当たっているそうだ。文化の伝承を学校が担っているといえる。同僚とこれは良いシステムだと話している。フィリピンは欧米化され伝統文化が消えてしまいつつあるそうだ。日本だって伝統文化伝承はスペシャリストだけが担っている状況だろう。タイでは伝統文化を子供の頃から学び、生徒たちも楽しそうだ。
まあ、しかし怠け者の気質はタイにいるだけならいいが,外資系や日本企業などでは働けないでしょう。ゴティ先生が大学を卒業して日系企業に就職したが3日で止めたと言っていた。毎日遅刻して文句言われたからだそうだ。タイでは15分、30分遅れるのは普通で、けっして怠けているわけではないのだそうだ。
なにはともあれ、たいした問題もなく前期が終わってやれやれだ。
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