カブトムシ

夕方、ジョギングの帰りに二人の男の子に会った。
てのひらいっぱいに黒く光るものが目に入ったので「に〜あらい」(なに?)と訊いたら、わたしの手に乗せてくれた。
「きゃあ、でかい!こわ〜あい」15センチはあるだろう。びっくりしたなあ、もう。手からはみだしそうだったよ。
北海道のカブトムシなんてせいぜい5センチくらいなものだ。何を食べてこんなにでかくなったのだろう。
亜熱帯の崑虫はやたらとでかい。飛んでる蝶もカラスアゲハと黄アゲハしか見た事ない目には驚きだ。きれいな花びらがひらひらと水たまりを舞う。もちろん、名前も知らない種類ばかりだ。
以前、台湾の学校の昆虫採集室を訪れたことあった。ガラスの標本箱の前に立ち、蝶にはこんなのにも種類があるのだと思った。まるで空を舞う宝石のようだ。
せめて写真に収めたいが、ひらひらと動いてカメラからはみ出してしまう。写真家の人たちはどうやって動くものを撮るんでしょうね。
二人の男の子は胸に4頭ものカブトムシを貼付けて大事そうになでながら帰って行った。
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