ストレート・パーマ

髪の毛が大変なことになってしまった。
あちこちに毛先がはねて収まりがつかない。カミソリを使ったから当然の結果だ。しょうがないので、ストレート・パーマをかけることにした。
同じヘアサロンのおねえさんのところに出かけ、身振りやパーマの器材を示して「まっすぐにして」とおねがいした。「た〜おらいか?」(いくら)と聞いたら、200バーツと言う。ゴティ先生から聞いた金額より安いじゃん、と思いながら、シャンプーをしてもらった。リンスをして、そのままパーマのお釜に入ったが、どうも様子が違う。薬品を使っていない。聞いてもタイ語がわからない。
こまった。携帯電話を持っていたので同僚のインに電話した。「ちょっと、通訳してもらえるかな?」。タイ語がぺらぺらな彼女は,パーマは時間が4時間かかって金額が600バーツだと教えてくれた。そうか、ゴティ情報は違っていた。彼女の日本語は,てにをはが抜けるのでわかりにくい。ちゃんと聞いておくべきだった。
「まっ、いいか」とお願いした。頭のマッサージ付きで、なかなか気持ちよかった。美容師のおねえさんは,「一人暮らしなので,日本人のポーイフレンドが欲しい」と言った。タイ語がわからないけど、まわりを見回したら独身風だった。あてもないのに「OK!」と言ってしまった。
もしかして彼女は、日本人の旅友が尋ねてきたのを知っているのかもしれない。彼はハンサムで学校中の話題になっていたから、彼女も知っていた可能性が高い。ここは、ちいさな町だしね。はて、こまった。だれか、またやってこないかしら・・・