洗濯もの

ここ2、3日昼間に雨が降っている。
取り込んだ洗濯物がじめじめしている。お隣さんに小学生のお子さんが二人いて、毎朝物干し場にハンガーが並ぶ。お母さんは教師なので、朝の忙しさが想像できる。私にもそんな時代があったなあ、と懐かしくまた羨ましく思っている。
子育て中は自分の時間を作るのがたいへんで、机の上は仕事や新聞が埃とともに山積みになり、子供たちに「触らないでね、わらなくなるから」と言っていた。朝、脱いだTシャツでそのまま戸棚やテーブルを拭き洗濯機に放り込んでいた。床掃除のぞうきんはスポーツタオルだった。脱水した大きなタオルでささーっと床をなでておしまい。なんともずぼらな生活をしていたものだ。
まあ、育ち盛りは食事の方が大事だからね。それになんと言っても、家はお母さんが主役だから、子供たちをなだめたり、叱ったりしながら、知恵をしぼるのに忙しかった。しかし、子供たちの方が一枚上手で簡単に負けた。反抗期になって,お互いに衝突することが多くなり、どうしたもんだかと悩んでいるうちに、気がついたら子は親を越えて成長していた。
洗濯ものがたくさん並んだ物干し場は、なんだか幸せがたくさん並んでいるように見える。
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