遺跡見学へ

インフルエンザのために学校がクローズされた。
早朝、旅友のピ—ターがはるばると遠くから旅の途中でやってきた。学校を案内していると、ゴティ先生が「午後から9月1日まで休校になる」と言う。突然に休暇に「えっ、ラッキー!」と飛び上がった。こんなチャンスは二度とないかも。何処が良いか、と考える間もなく答えは直ぐに出た。ピーターの情報によると、タイでもアンコールワットのような遺跡が見られる場所があるという。パノム・ルン遺跡はタイを代表するクメール遺跡だそうで、とても不便な国境地帯にあり、山頂からカンボジアが見えるという。地図がないので社会科の教室に行き場所を確認し10分後には宿舎を出た。公共の交通機関がないカウオンから、隣町に行くのがたいへんだ。無事に目的地まで辿り着くだろうか。5回バスを乗り継がなければならない。
学校の前からヒッチハイクでバス停まで行き、隣町のクチナライまでの車を探していると「マキ、どこへいくの?」と車が止まった。アシスタントデレクターの美人の奥さんだ。遺跡を見に行くと答え、今日の目的地のウボン・ラチャタニーを言うとカラシーンまで乗せてくれるという。なんとラッキーな、とありがたく車に便乗させてもらう。ついでに道路地図も貸して頂いて、カラシーンからロイ・エットに向い、ウボン・ラチャタニー行きの長距離バスの中で、遺跡は今クローズされているという情報が入った。ピーターの教え子がバンコクの旅行会社で働いていて調べてくれたのだ。「あ〜残念!ここまできたのに」。夜の9時にバスはウボン・ラチャタニーに到着した。ガイドブックを破ってきたページでホテルを探し、とりあえず屋台で久しぶりの再会と残念会をした。
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