図書館

朝、学校に行ったら日本語教室に新しいカラープリンターが入っていた。
これで、あちこち走り回らなくてもよくなって、やれやれだ。図書館が一番多く行っていた場所で、コピーの度に生徒と話をしていた。一年生が小さな頭をつき合わせて勉強をしている。たまに日本語を勉強しているのをを見つけると「ん、なになに?」と聞かれもしない事を教えている。わたしの顔を見ると、カレンダーを示して「明日あるね」と言う。週に一度の授業を楽しみにしている。そんなこと言われると、この生徒たちが卒業するまで居ちゃおうかなかなと思ってしまう。
インフルエンザが流行って、検診の結果風邪をひいている生徒は家に帰る事になった。一年生のギムが職員室にやって来て、「1週間いないよ」とカレンダーを示した。「明日のクラスはいないからテストして」と言う。机の上にあるプリントで、顔の部位を日本語で言うテストをする。合っていると手をたたいて喜ぶ。とても利発な子で、日本語の本や新聞をみて、知っている文字を読んでいる。文字を覚え初めの子供が、何でも読もうとするのと同じだ。
ギムはわたしのタイ語の先生でもある。タイ文字の発音を教えてくれている。発音がおかしいと出来るまで、なんども言わせる厳しい先生だ。ほっそりとした小さな子で、「わたしの小さな先生」と呼んでいる。
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