プリンター

学校のプリンターがまともに動くのがひとつもない。
毎日の教材を作る為に学校中を走り回っている。日本語は書く練習が多いし、タイ語を話せないので絵カードを作ったり、タイ語の教科書をコビーしたりで必需品だ。赴任してすぐにプリンターを買ってくれるように頼んだが、注文したからすぐ届くと言いながら、未だに届かない。「きっと、工場に注文したんだね、今製作中だよ」と言って諦めていた。
月曜日にチュンポーン先生に会ったので、なにげなく「Kasetstart University のオープン・キャンバスで日本の大学の博士課程を卒業した教授に会ったので、日本語学科を設けてくださいと話ました。すごく良い大学だからそこで働きたいわ」と立ち話をした。
すると今朝、突然チュンポーン先生が職員室にやって来て「日本語教室にプリンターが入ります」と言った。「えっ、ほんとう!」と耳を疑った。いったいどうしたんだろう。転職されたら大変だと思ったのだろうか。そんな脅かしはしていない。しかし、どんな理由であれプリンターが入るのはうれしい。チュンポーン先生と顔を会わす度に「プリンター、プリンター」と言っていたのを、明日からは言わなくてもいい。いやいや、プリンターをこの目で確かめない限りは信用できない。明日が、たのしみだ。
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