プロブレム

昨日、今日と続いて、授業から戻ると職員室のドアがしまっていた。いつもドアは開け放してあるのに変だな、と思いながらドアを開けると、電気を消した中で生徒たちがパソコンのゲームで遊んでいた。昨日は中学3年のろくでもない生徒たちがドアを閉めて映画を見ていた。ドアを閉めジェイと生徒たちが映画を見ていた事もあって、よくないなあと思っていた。ここは学校なんだから。
先月ジェイがバソコンを購入して以来、不真面目な生徒で職員室を占領されるようになった。ジェイに「生徒に、自由にパソコンを使うことを許しているの」と聞いた。「イエス」との答え。「生徒たちは誰もいない職員室で、授業をさぼってゲームをしているよ」と怒った。まったくしょうもない。はじめてパソコンを手にして夢中になるのはわかるけど、夜も寝ないでやっているらしい。朝は毎日遅れてくるし、授業の合間は寝ている。「生徒なんて、それでなくても勉強なんぞしたくないんだから、巻き込むな」と言った。なんでわたしが大人を叱らなくちゃならんのかね。
そもそも、パソコンを買いたいからお金を貸してと言われて、インとわたしは断った。来月の給料まで待ってから買った方が良いと言った。今月から日曜日にエキストラクラスを始めるから、そのためにパソコンが必要だとのことだった。しかし、待てずに近くで英語教師をしている妹にお金を借りてパソコンを手に入れた。それ以来、パソコン依存症になりレッスンどころではなくなったのだ。
パソコンは便利だ。メカ音痴のわたしでさえパソコンなしでは生活出来なくなっている。原稿書きや原稿の送信、メールでの連絡事項、スカイプでの打ち合わせ、家族とのコミニュケーション、検索、論文の閲覧、新聞、料理、映画や音楽情報など、すべてのことをパソコンでしている。
しかし、あくまでもバーチャルな世界だ。映像や知識が満載でも五感を使うことはない。風を感じ、雨の匂いを感じることもない。facebookで100人の友人を得ても、友人を得たという実感がわかないだろう。それよりは一人の親しい友人を得たほうがいい。時間や考えを共有出来る友人は数人でいいし、第一100人もいたら身が持たない。
7summit HP: http://web.me.com/dreamispower/index/Welcome.html