Monday

週明けはかったるい。
4連休明けで生徒も舎監の先生も元気いっぱいで、朝の食堂に舎監の声がガンガンと響き渡る。生徒も新しいエネルギーを蓄えてフレッシュだ。
「さあ、勉強しましょう!」と授業を始めたら、生徒は先週学んだことをすっかり忘れている。
あいさつから単語まで、全て頭からすっぽりと抜け落ちている。また、いちからのやり直しで、やれやれだ。
それでも、「せんせ〜!」と元気な声で呼ばれると、学校が始まって良かったと思う。
毎週、週末に1週間の授業の準備をしながら、これでいいかなあ、と不安に思うのだけど、始めてみると案外良かったり、またクラスによってはレベルが高すぎたりで調整しなければならなくなる。毎日それを繰り返して最後のクラスがもっとも分かり易い授業ができる。と思うと、またすぐに次の授業の準備をしなくてはならない。
インもレイは、こんなに丁寧に授業の準備をしていない。英語の教師は、暇、暇、と言っている。私が忙しくしているのを見て、「そんなにしても無駄だよ、結局はニーハオとハローしか言えないからね」と笑っている。「英語はスペルだけだから、勉強することがあまりなくていいよね〜」と負け惜しみを言っている。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字と文字の練習が多い。ものごとはすぐに目に見えてこない。とくに教育に関することはそうなのだろう。何十年後に、そういえばと思い出してくれるのだろう。小鳥が落とした種が、樹木に育つのに似ている。
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