母の日

8月12日はタイのシリキット王妃の誕生日の祝日である。母の日でもあリ、生徒は母親に花束を送る。
昨日、学校でセレモニーが行われた。たいていセレモニーは予行練習のあとで行われるから当然練習で授業がつぶれる。日本語クラスも練習のために授業がつぶれた。セレモニーの当日はもちろん授業がない。終了の時間が不明で授業があるのか、ないのか当日になってもわからず、いつも「今日はあるの?ないの?」と外国語教師が顔をみあわせている。
お祝いのセレモニーは講堂の壇上に王妃の祭壇がまつられ、歌のようなお祈りのあとに、校長先生のながながとした挨拶が続いた。講堂は扇風機が回っているが、長袖の制服を着ているので倒れそうに暑い。貧血を起こしそうだった。
今日から日曜日まで4日間の休日で、生徒は親元に帰省する。午後3時頃から迎えの車がひっきりなしにやってくる。それにしてもみんな良い車に乗っている。ぴかぴかの新車ばかりだ。そして、生徒は一人っ子が多い。大事にされてわがままいっぱい育った、お嬢さん、お坊ちゃんばかりだ。生徒が校内から消えて、がらんとしている。
うるさい生徒たちだが、いなくなるとさみしい。
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