高校生の授業

ゴティ先生が月曜日から休んでいる。
連絡がないので生徒に聞かれても答えられない。「欠席だから、用事のある人はメモをを書いて」と答えていた。どうしたのだろう、今日、水曜には高校生のクラスがあるから来るだろうと思っていた。ところが、午後になってから、生徒の携帯に電話が入り「今日も休むから、かわりに授業やっといて」ときた。「なに言ってんの?急に替わりにやってくれといわれたって、授業するには準備というものがあるだろうが・・・」と昨夜の雨漏り事件で眠れなかったせいもありムッときた。だいたい、雨期で夜中に大雨が降るのに、天井の雨漏りを見てもくれない。昨夜は雨の漏らない方にベットを移動したのに壁から雨が伝って、夜中に気がついたらベットの半分はびしょぬれだった。シーツをはがして床に敷き、ベットにはタオルを二枚重ねて敷いて寝た。それに、電話番号忘れたと言ってたけど、どうでもいい用事のときに電話をかけてきていたから、言い訳に過ぎないのだ。彼女は忙しいが口癖だが、週に二日、4クラスしか授業を受け持っていないのだ。中学生は12クラスもあり、忙しいのは私の方だぞ。中学生を教えるのを選択したのは自分なのに、こうなるとなんにでも腹が立って来る。
まったく、どいつもこいつもいいわけばかりしてカッコばかりつけている。頭にきたぞ、これがタイ式システムなのかい、とインに不満をぶちまけているうちにアイデアが浮かんだ。「そうだ、7summitのスライド会をしよう」。世界地図をコピーして、七大陸最高峰の名前と高さを言ってもらおう。高校生なんだから、カタカナと数字ぐらいは読めるだろう。