ろうそく祭り

向日葵がおてんとうさまに顔そむけるくらい暑い炎天下のろうそく祭りだった。
朝から暑くて、ろうそく飾りが溶けちゃうんじゃない?と心配していた。案の定スタッフが山車のろうそくに、せっせと水をかけていた。
9時開始のパレードが遅れに遅れ、私たちの学校の山車が出たのは午後の2時だった。文句たらたら干されそうになりながら待っていたのが、わが学校の山車を見たとたん、「わあ!」と歓声をあげた。生徒たちの踊りやパフォーマンスがすばらしい。生徒たちはお化粧しているので誰が誰だかわからないくらいに美しい。津軽三味線のような単調なリズムもなんだかなつかしい。トップで踊っているのは、我が校でいちばん美しいレディポーイだ。美しい手の動きに感動する。
町外れの学校からマーケーットに向って2キロくらいの行程をみんなの後ろについてパレートした。沿道では人々がパレードの人たちに水を提供し、家の軒下ではゴザを広げてビールを飲みながらパレードを楽しんでいた。
ろうそく祭りの由来は、ワン・アーサンハ・プチャーで釈迦が初めて説法したと伝えられていいるそうだ。三宝節ともいわれ、仏事の中では最も大事な日とされているのだそう。翌日がワン・カーオ・パンサーで、二日連続でタイの人達にとっては大事な仏日なのだそう。タイに詳しい大先輩からの受け売りだ。
この二日間は政府の御達しにより、ホテルでもお酒は飲めないとのことだったがここではみんなビールを飲んでいたよ。私も水よりビールが欲しかったあ。