バンコクへ

パソコンがCDを読み込まなくなり、操作マットも不調で急遽バンコクに発った。
カウオンから、一日一便だけバンコク行きが出ている。夕方7時半に乗ると、朝の5時にバンコクに着く。日本語教師にバソコンは必需品だ。不調なパソコンを抱えて夜行バスに乗った。
バスはエアコン付きで一応リクライニングシートになっているが狭く窮屈だ。それにタイ人はカラオケ好きで、演歌のような音楽がガンガンかかり騒々しいことこの上ない。耳が拒否反応をおこして思わずため息がでる。クラシック音楽とは言わないが、もう少し静かなのにしてほしい、夜なんだから・・・
車内の効きすぎるエアコンでお腹が冷え何度もトイレに立った。トイレは一応様式だが、側のバケツに汚物処理の水がちゃぽん、ちゃっぽんしている。
まだ暗い早朝、バンコクのモーチットバスステーションに到着した。白タクの運転手に捕まり、ついて行ったらモーチット駅まで300Bだとふっかけられた。そんなばかな、とお断りして、インフォメーションで聞いたら、バイクタクシーで40Bとのこと。バイクの後ろに乗って、無事スカイトレーンのモーチット駅からサイアム駅に到着。
サイアム大型ショッピングモールは迷路のようでマックショップに辿り着くのが大変だった。マックのスタッフが、パソコンはタイでは直せないということでシンガポールに送る事になった。1週間ほどかかるという。修理代はカラシーン学校までの送料も含めて12000Bもした。ほぼ1か月の給料が消えた。はあ、とまたため息が出る。
中間試験の準備があるので同日の夜行バスでカラシーン学校に戻ることにした。地理が不案内なのでバスが何処を走っているのか皆目見当がつかず不安になる。だだ広い赤土の平野を走り朝の4時ころに到着するはずのバスが、6時になっても心当たりのある地形が見えてこない。何度も運転手に尋ねたが、あいにく彼はタイ語しか話せない。早朝で申し訳ないのだけど、同僚のゴッティ先生に電話してバスをまちがえてないか運転手と話してもらった。確かにバスはカウオンに着くから心配ないとのことで、やれやれだった。バス2泊の強行軍で死にそうに疲れた。