ゆうやけ

散歩がてら夕食の買い物に出る。学校から町まで1キロある。5時過ぎにインと友達のタンの三人で外に出た。レイにも声をかけてみんなで出かける事にした。
学校は生徒も先生も帰省してがらんとしている。「おばけがでるぞ〜!」とレイがインを脅かす。インは「だいじょうぶ、今日はともだちが泊まってるから、レイこそ気をつけなさいよ」と反撃している。「きれいなおばけだとレイは喜ぶかもよ」と私が言うと、レイは「もう、何人だってOKだよ!」と笑っている。
冗談を言いながら、たらたら歩いて帰るともう夕暮れ。ゆうやけが美しい。まるで中世の絵のようだ。タイは、あっと言う間に日暮れる。