本の校正

二回目の校正が入った。自分の文章ながら、何度も見直していると頭がくらくらしてくる。
言葉を正しく使って自分の気持ちを正確に伝えることが、こんなにも難しいとは思ってもみなかった。そして、一冊の本を作るのに多くの人の手を経るのだということがわかった。筆者から、編集者、ブックデザイナーさん、印刷業者、ベテランの校正者と何人もの目を通して本が出来上がる。
今、デザイナーさんが表紙回りのデザインをしている。私と編集者は校正中で締め切りは週明けの月曜日だ。2月22日が本の納品で、24日には店頭に並ぶとの事。
デザイナーさんが
「この、本は売れるよ」とおっしゃった。
「わたしも、そう思う」と答えた。何の確信もないのだけど、本屋の山本コーナーを見てそう感じた。こんな時代だからこそ、めげずに何かを求めたい。そう思う。