山スキー

4年ぶりに山スキーに出かけた。目的地は西昆布岳。
しかし、朝から吹雪で「え〜、♨でもいいよ」と腰が引ける。山はなだらかな広い尾根で、途中から八甲田山死の決行になりそうなくらい吹雪いてフェイスマスクをしていても頬がびりびりした。気温零下10度、真っ白で何も見えない。
途中でツェルトを張りお雑煮のイベントで身体を温める。寒すぎて汗もかかないので温かいお雑煮は最高においしかった。
頂上は吹雪いて視界なし。さて、スキーのシールを外して滑ろうと思ったら、スキーがうんともすんとも動かない。4年間も板にシールを貼ったまま物置に放置していたので板にノリが張り付いてしまったのだ。滑らないスキーは前にのめってばかりでいらいらするが、ずぼらな自分が悪いのだ。
途中「僕の板と変えてあげるよ、靴何センチ?」と言ってくれた頼もしい男性が現れたが、残念ながらサイズが合わず、スノーシュウ組にも取り残されさんざんだった。
しかしなんだね、ひさしぶりの冬山は「タイに行くのやめようかしらん」と思うぐらい楽しかった。身体がすかっととした。
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