サカティカス

バスのチケットをカードで買ってサカティカスに出かけた。
メキシコのアナワク高原の北端、標高2500mにあるこの都市は、十六世紀に銀鉱山で栄え壮麗なバロック様式の建築が残る。谷間にある町並みは赤みがかったレンガ色で、中世ヨーロッパの雰囲気があふれている。カテドラルを中心に壮麗なサントドミンゴ教会や、劇場、博物館、美術館などが急な坂道の上や曲がりくねった小道にあり、めくらめっぽう歩き回っていると小さな広場に出る。イタリアの古い町並みのようだ。夜はライトアツプされて、さらにすばらしく幻想的な雰囲気をかもし出す。