出会い


 履修登録が済み、月曜日から授業が始まった。
イラストレーションの講師が會田千夏さん。どこか浮遊感のある抽象的なイラストが好きで「どんな人なんだろう?」と思っていたのだ。北海道新聞に連載された池澤夏樹氏のエッセイの挿絵を描いた人といえばわかりやすいかもしれない。


 本人を目の前に「池澤夏樹の挿絵を描くなんて、すごい!」と、テンションが一気に上がった。今、北海道に住む大作家、池澤夏樹氏と、どんな人?と思っていたアーチストのコラボレーションは、羨ましいくらいに素敵。
 文の内容をどんなふうにイメージを膨らませたのかを教えてくれた。ーーーそれって、企業秘密みたいなものよねぇ。


 授業も楽しくて、最終的には描いた挿絵をCGルームでトリミングして絵本を作るというもので、今のところ一番お気に入りの授業だ。
 今まで、おちびちゃんたちに絵本を作ってきたが、これからは本屋で売られているような絵本ができるのだ。しかも、オリジナルときている。ーーーいいじゃん!


 映画「アメリ」に使われていた「ミヒャエル・ゾーバ」の絵の模写が素晴らしかった。これは画材の紹介で、お手本に見せてくれたものーーーん....これくらいできないとイラストレーターにはなれないのかも?

 
 


  ↓ アンモナイトに感激した大作家。素直な喜びにあふれていて思わず頬が緩む。