映画「猫が教えてくれたこと」

 猫と犬、どっちが好きかって聞かれたら、猫ね。
漁村で育だったのでどこのうちにも猫がいたからだ。犬も好きだったけど、祖母に「犬は三升飯食う」と飼ってもらえなかった。


 犬は人になついて可愛いけれど、一心に見つめられると、なんだか切ない。その点、猫は勝手に生きていて、自分の都合のいい時だけ寄ってくるから自由でいいね。こちらも気分のいいときに可愛がればいいんだから。


 娘が学生のころ、我が家にも猫がいたことあり、東京と札幌を往復して暮らしていた。いつもついて歩いて犬のような猫だった。反抗期の娘との間を取り持ってくれ、天使のような存在だった。帰省した娘が、マイ仏壇の「猫天使」にお線香をあげていた。 ーーーきっと、いつも見守ってくれているね


監督インタビュー:ジェイダ・トレイン https://youtu.be/_-NgTWLlwuM