地獄谷の足湯温泉


 登別温泉は大学の卒業旅行以来のこと。室蘭と登別の中間に位置する幌別に住んだこともあるので懐かしかった。
そのころは子供たちとカルルススキー場にレッスンに通い、カルルス温泉に入って帰宅していた。オロフレ峠の下にあるカルルス温泉は透明なお湯で体がツルツルして気持ちがいい。登別のお湯よりも好きだった。


 タイのゲストたちはとてもチャーミングでマナーもよく、楽しく旅行ができた。
食事やお風呂のマナーを教えたり、浴衣の着方を英語で説明した。家々に備え付けの石油タンクや、積雪時期の赤白の矢印の道路標識、公道にある吹雪の風除けなど、タイにはないので面白がっていた。


 心配したのは、外国人は公衆浴場で裸にならないので、大丈夫かな?と思ったのだけど、お嬢さんたちは初日からOKで、そのお母さんたちも初日は小さな内風呂に入ったが、翌日は露天風呂に入り、気持ちがいいと大はしゃぎだった。


 すっかり忘れていたタイ語も思い出して、時々タイ語を混ぜると喜んでくれた。
6年間もタイにいたのに、片言しか話せないわたしはいつも「タイに住んでいるのに、タイ語を話せないマキさん、です!」と紹介されるのだ。今回もそう紹介されたので、わたしが英語しか話せないと思っているらしく、タイ語で話しかけると大喜びされた。

 
 お金持ちらしいが、素朴で素敵な人たちでした!