アートスクール巡り


 絵画の基本を学ぶためアートスクールをリサーチし、見学しているんだけれど、社会人を受け入れている学校は私立だから授業料が高い。金額をみただけで入る前から挫折しそう.....。やっぱ、カルチャースクールにしようか?


 と、入学案内を眺めていたところに、建築家の旧友がやってきた。
「いろいろな学科があってね、絵画よりデザインの方が面白いかも?」とつぶやいたら、
「建築にしな。建築のパースは仕事になるぞ。俺も業者に出してる」と言われた。いまは、平面図からパソコンを使って簡単に立体化できるのだ。「需要はあっても、パソコンを使う仕事は目がついていかないんじゃない?」と渋る。


 専門学校の油彩を見学したら、100号〜130号のキャンバスに写真を見ながら緻密に描き込んでいて、ちょっとがっかりした。
 写真をコピーするなんて、考えただけでくたびれる。タイの絵画の教え方もコピーするスタイルだった。オリジナルじゃないと意味ないじゃんかと、生意気にも、ど素人は思うのだ。


 ところが、友人が講師を務めるカルチャースクールで人物のクロッキーを体験し、頭が真っ白になった。
人体のバランスの難しさ、コスチュームの陰影のつけ方など、頭と手はまったく一致しない。口だけは達者で、ああでもないこうでもないとケチをつけていたけれど、これからは口を慎まないといけません。


 どうなるんだか.......。週末は違う学校も見学する予定。