「君の名は」深海誠


 生徒と話題の映画「君の名は」を観に行った。
タイに来て初めて映画館にいくので、「わくわくします!」と、教えたばかり言葉ではしゃいでみせたら、1年生のアイくんが「わくわくは なんですか?」と聞くので「エキサイ〜ティング!」と笑う。



 ことの成り行きは、2年生の期末試験ギフトポイント。 Q:アニメーションはなにがすきですか。
この質問に、チョンプーさんが「君の名は」です。とあったので「どこで見ましたか?」と尋ねると、「実は、これから見ます!」というので便乗したのだ。すると、1年生のアイくんが付録でついてきた。
 彼はレディボーイぽい雰囲気の真面目な生徒だ。レディボーイはよく気がつくし、親切だから男子にも女子にモテる。ーーーもちろん、今日もいろいろ心使いが嬉しかった。



 映画は、まあまあで、予想どおり背景がきれい。ん......ちょっとまとまりに無理があるかな?
秒速5センチメートル」の方が自然で良かった、と思う。ナレーションが倉本聰の「北の国から」の語り口とよく似ていた。ーーー深海誠さんはあのドラマが好きだったそうだ。



 マッキンリーのBCで、ブリザードのためテントに閉じ込められたとき、「北の国から」のドラマが話題になった。
「あのドラマ、北海道はいつも吹雪なんだよね」とか「ここに、キタキツネが顔をだしたら、北海道だねぇ....」「なんか、オーバーで、クサいんだよね」とか、ナレーションを真似てケチをつけていた。
 すると「なんだよ。ケチつけるわりには、よく見てんじゃんか!」と笑われてしまった。
 ーーーははははは、実は撮影現場にも行ったし、「蛍と純」の木も見に行ったのだ。


 久々に大きなスクリーンで、ゆったりしたシートに腰を沈めて、リラックスしました。