ハプニング


 山ガールと芸術の森へ織りの展示会を見に行こう、と自転車で平岸霊園の坂を下っていったら、ガラガラと音がしてサドルが外れて落ちた。
「えっ、どゆこと ?」 自転車を降りたら、サドルを止めている長いボルトが折れて部品が散らばっている。
ーーー信じらんない!こんな太いボルトが折れるなんて.....。


 予定を変更して自転車屋を探すことになった。
山ガールはバックパッカー旅をしていたそうで、めげることなく、「なんか旅してる気分になってきた。わたし立ち乗りできます!」と自分の自転車をわたしのと取り替えてくれて頼もしい。立ち乗りしながら自転車屋探し。


 最初の自転車店に行ったら、ボルトはないとのことで大型スーパーの自転車ショップを紹介してくれた。しかし、そこにもボルトはなくて、自宅近くの小さなバイクショップまで戻った。ポールごと取り替えてくれて落着。ーーーこんなこともあるのねぇ.....。


 次にミシン。
2年まえに中古の電子ミシンを買ったが直線縫いができない。ガチャガチャとダイヤルを回し続けていたら、針が内釜に引っ掛かり折れてしまう。中を開けてみようか、と思ったけれど止めた。前のミシンは中を開けたらネジがわからなくなって、バラバラになってしまった。


 そこで、重たいミシンを持ってブラザーミシンへ。
ダイヤルがずれているとのことだが直線縫いができればいいから、と無理を言う。新しい釜に変えたら針が折れることもなくなくなって、ありがたい。


 スタッフによると、機械は使わないとダメになるそうですよ。ーーー「まあ、人間と同じなんね」と痛く感心した。やれやれ。