日本語能力検定試験 受験対策


 3年生が12月6日に行われる日本語能力検定試験の4級、3級、2級を受験するという。
タイ人の先生に受験対策の授業をしたほうがいいと提案したが、いい返事がない。私の科目の期末試験を1週間繰り上げたので、その日に私が受験対策をするのはどうでしょう、と提案したら、生徒たちは他の科目の試験があるので忙しいという。


 N2を受験するパヌくんは日本へ留学して戻ったばかりなので問題なく合格すると思うが、N3を受験する2名はまだ語彙力も十分じゃなく、読解も難しい。バースくんは2度目の受験なので苦手な漢字を勉強するとパスする可能性が高い。ところが、N4を受験する、他の19名は問題集の問題も解いたことがないという。
 これは、マジでやばいでしょう!生徒は問題集も持ってない。そこで問題集をコピーして配布することにした。


 今日、半日がかりでN2~N4までの過去問題をダウンロードしたものと、問題集をコピーして正誤表をつけて渡した。22名分の問題はコピー用紙一箱分にもなった。先週に次いで、来週も授業の最後に勉強する予定だ。


 授業の最後のにわか受験対策。
しかし、生徒たちは次のイベントのロイカトーン(水に感謝する祭り)の準備に忙しそうだ。タイでは仏教の行事が優先されるので、気をもんでいるのは日本人の教師だけ。タイ人の教師も生徒たちものんびりしたもんだ。
 ーーーどうなるかねぇ.....。紙の無駄にならないことを祈る。