映画「Everest」


 お隣さんがバンコクで「Everest」を観たという。
「あんな危ない山に登ったなんて、Makiを見る目が違ってきた....」と驚いているので、
「どんなストーリーなの?」と聞くと「日本人の康子が死んだ」と言ったので、ああ、1996年のロブホール隊遭難の映画なんだとわかった。


 難波康子さん遭難のTVニュースを見たのは職場の同僚と夏の大雪山系に登っていたころだった。「エベレストは公募登山があるんだ」と驚いた。ヒマラヤは遠征隊が行くものと思っていたからね。その翌年に、ひょんなことから社会人山岳会に所属することになり、その年の冬に登ったキリマンジャロ登山が高所登山の入門になった。


 それ以後、海外の山にハマり、公募登山で海外に出かけるようになった。2004年にエベレスト登頂後、2005年に北米のマッキンリー、ヨーロッパ大陸のエルブルース、南極のヴィンソンマシーフと登頂し、7大陸の最高峰に足跡を残すことができた。
 難波さんの遭難で公募登山を知ったことが、海外の山に目をむけるきっかけになったと思う。


 昨夜、Youtubeでエベレストを検索したら、ドキメンタリー「Storm over Everest」があった。
「In to the thin air」、翻訳「空へ」の登場人物が事故状況を説明していて興味深かった。山は登るだけのものではなく、その山に情熱を傾ける人々の物語を生み出す。
 ーーー心がきゅっと締まって、真剣に、真摯な気持ちになりました。


「Storm over Everest」https://youtu.be/hJ5olbdXd10