お好み焼きパーティ


 フィリップがお好み焼きが好きだという。
「えっ?お好み焼きは若者が好きなんだよ」と言うと「最高に美味しいよ!」とのことなので、日本食を扱っているスーパーでお好み焼きの材料を買った。お好み焼きはタイ用に買ってあったが、カナダの友人たちは同じ世代だろうと思って持ってこなかったのだ。


 本日のメニューは、前菜がワラビの炒め物とわさび味の柿の種、ぬれ煎餅にガーリックチーズ。メインはいなり寿司と海苔巻きで、最後が冷麦。デザートはブリーベリーとティンブルベリー。


 タイ友が採ったワラビに興味津々で、「キノコの種類?」とかなんとか聞くので説明が大変だったね。ワラビはなんの仲間なんだろうか?


 友人カップルは2ヶ月のスペインのサンチャゴ巡礼の旅から帰ったばかりで、スペインの食べ物や地元の人たちとの交流の話で盛り上がった。スペインの田舎の人々がとても親切でよかったと言う。
 特にイベリコ豚のハムは美味しかったといい、みんなで、「タイよりはスペインの田舎に住みたいわね!」と話が弾んだ。フィリップに「タイのマンションを売ってスペインにしなさいよ。遊びにいくから!」と勝手なことを言って、大笑いだった。


 友人を訪ねる旅は地元の人たちの暮らしがわかっていい。シニア世代がどんな暮らしをしているのか興味がある。
団塊の世代と言われるわたしたちは、組織に属していればそれなりの年金を受け取ることができて、旅行を楽しみ、また物価の安い国で長期滞在をする人も多い 。カナダのシニア世代も日本と同じで、冬の間はアジア圏で暮らしている人が多いそうだ。


 組織からこぼれ落ちた人々はどうなんだろう。
日本でも格差が問題になっているが、バンクーバーもホームレスの人が多い。
 ーーーいろいろと考えさせられますね.......。