仕事終了


 エンドレスのような出土品の作図作業が終了。
気分はコーヒーカップの縁をぐるぐる回っていた尺取り虫のようだった。



 さっさと終わらせたいのに、土器の器面にやたらめんどくさい文様が施されていて、頭にくる。先人の縄文土器の文様へのこだわりに、「もう、いいから.....」と文句をつけたかったね。

 「あと、もう少し!」と気合を入れたところで、手がくすぐったくて力が入らなくなり、鉛筆が持てなくなった。「こりゃ、やばい! 確か、バイク事故のときのギブスがあったはず....手首にビスを入れたのはどっちだった?」と救急箱をひっくり返し、ギブスを見つけた。幸い怪我をしたのは右手で、ギブスでサポートしたら鉛筆を握ることができて、やれやれ。


 「さあ、終わった!」と万計山荘の小屋開きに出かけようとしたら、こんどは足が攣って歩けない。運動不足だ。風呂で手と足を温めてオイルマッサージをしたら、なんとか歩けましたね。


 暑いタイでの日本語教師も大変だけど、細かな仕事は骨が折れます、です。ーーー仕事はなんでも大変なもんです、と実感しました。




 さてさて、来週からカナダ横断の旅に出ることになりました。
新しい旅の出会いを心から楽しみにしている。カナダからの新鮮な風と空、人々の暮らしを伝えたいと思っています。
 お楽しみに!