おまけのお客さま


 内職で忙しくて、山菜採りに行く暇がない。
やたらと高い野菜に「もう、タイはタダのように安かったのに!」と嘆いていたら、タイ友があずき菜を、山友がウドを届けてくれ、旧友は大漁だったと黒松内のヤマメ?を届けてくれた。下処理をして冷蔵庫にしまって、大地の恵みに幸せ気分。


 朝、飲みかけのコーヒーを飲もうとしたら、お客さまがいました。
カップの縁を青虫さん(尺取り虫)がお散歩してましたよ。ぐるぐる回っているんだけど、終わりがないものだから、時々頭を持ち上げて先を見ている。首を左右に振って困っているご様子。
「あははははは、君は降りられないんだね?」と笑ってしまった。


 これと同じシーンが「ファープル昆虫記」にあったわね。
青虫さんは鉢の縁を回りながら「あ、先がない!」と思うんだよね。笑っちゃったけど、わたしと似ているかも?