タイ式マッサージ
お隣りさんから「マッサージに行こうよ!」と誘われた。
「それがね、給料がまだなの」と断ったら、驚いて「まったくタイはこうだよね!」彼女も他の大学で2ヶ月間放っておかれたことがあるとか。廊下でひとしきりタイのいい加減さに、ワンワンと文句を垂れてかしましかった。ーーー英語がわかるタイ人がいたら失礼だったね。
まっ、クサっててもしょうがないので、マッサージでもいけば気分転換になるかな?と一緒に出かけた。彼らの顔なじみのお店らしく、愛想がよかった。全身マッサージで、1時間200Bは格安だとか。
しかし、あまり上手じゃなかったですね。手の動きが雑でね、なんか中途半端で痛くも痒くもなかった。
娘が高校のころ、運動部のマネージャーをしていたので、仕事で固まったときや腰痛のときによくマッサージをしてもらっていた。これがうまいんだな。
ーーー彼女は迂曲曲折後にプロになりましたね。
それに、山にハマっていた頃、山友はマッサージが上手で、高山病の予防のため、お互いにマッサージをしていたんだな。なんどもしていると、まあコツもわかって、いっぱしのことを述べるようになる。
南極登山のときなんぞ、手が冷たいというカナダ人に「凍傷になったらたいへん!」と手をマッサージしてあげたら、彼はお医者さんだったね。
ーーー素人に凍傷の心配をされて、驚いたかも?
そして、用意されたマッサージ用の上着とパンツが使いまわしなのか、脂ぎっていてべたべたしている。日本だったら洗濯をしたものを用意しているよね。
帰ってからホットシャワーでマッサージオイルを洗い流したらすっきりしました。数日まえにシャワーを直してくれていたのでよかったっす!
でなければ、タイ式の水浴びじゃマッサージオイルは落ちなかったですね。