クマがハンモックでお昼寝?


 ラジオの英語ニュースで、アメリカの野生のクマが住宅街に現れハンモックでお昼寝していたとか。
前日にゴミ箱を漁っていたらしく、この大きな本物の縫いぐるみは住民がカメラを向けても物怖じすることなく寛いでいたそうな。つい、笑ってしまった。
 

 アラスカの友人の家は森の中にあり、クマもムースも当然のように出没する。
あるとき、海辺でキャンプしていたらクマが現れ、友人が「How is your sex life!」と大声で訊いたのには驚いた。クマは利口だけどムースはバカだから気をつけてと言われた。


 ブルーベリ摘みに出かけた時は、「ベアー! ベアー!」と大声を上げながらバラバラとバケツにベリーを摘み入れていた。クマも人間もベリー摘みに夢中だから、バッタリ出くわす危険性があるんだそうだ。


 夕方、友人宅でご飯を食べてログハウスに帰るときは恐かった。ヘッドランプをかざして「ムース!ムース!」と人間がいる事を知らせてから駆け足で戻った。夜も窓からクマが覗いているようで外に出ることはなかったわね。夜の森は恐いぞな。

 



 最近、札幌郊外でクマが出没し、近くの学校は集団下校している。
テレビニュースによると、6月は独立したばかりの若いクマが自分が住めるかどうかを環境調査中なんだとか......。
アラスカの人たちはクマと共存していたけれど、札幌のような大都会では無理なのかしらね。