日本語スピーチコンテスト決勝大会 in London

  土曜日に大学生のための日本語スピーチコンテスト大会の決勝大会があり、日帰りでロンドンに出かけた。
バスで行けば安いんだけど勉強したいので奮発して列車にした。往復で4時間勉強できるので参考書を1冊まとめることができる、と想定。行きは揺れる車内で2時間しっかりお勉強。地下鉄を乗り継いで無事にコンテスト会場に到着した。



 会場は日本語が飛び交い、外国なのに言葉だけ聞いていると日本にいるようだ。振り向くとアフリカ、アジア、東欧、ヨーロッパとまさに人種の坩堝。イギリスは移民の多い国であるし、それに決勝大会だからでしょうね。 
 大会は個人のプレゼンテーションとグループ・プレゼンテーション、個人スピーチの3部門に分かれていて、カーディフ大学の学生も決勝に進出していた。どの大学の学生も日本語のスキルは高く、外国人特有の助詞の間違いもない。
 個人スピーチのテーマは日本の社会問題である。政治、ジェンダー、若者の政治への無関心、日本の人口減少、アベノミクスと未来における女性の社会的役割など重いテーマだ。スピーチ終了後、審査員の難しい質問にも難なく答えることができる。
 レセプションで、出場した大学生たちにお祝いを述べ、話す機会を得た。彼らは日本へ留学した経験があり、普通に日本語で話すことができるし、その問題意識の高さに驚き、つい、日本の学生と比べてしまいましたね。



 さて、帰りのこと。
8時半の列車に乗ろうと駅でインフォメーションを見上げていたら、わたしの名前を呼ぶ人が?
振り向くと日本語セミナーの教授でした。あらららら.......
 というわけで、帰りはお勉強なし。ワインを飲みながらおしゃべりしてしまいました。