秋色散策

 友人夫婦の案内で長沼、由仁町方面へ秋色散策。
車に乗るなり、ガイドよろしく「今日は最初に、小さなパン屋さんに行きます。その次が生みたての卵を買いに....そして、ランチは....」とスケジュールを発表。友人のテリトリーに侵入できるなんて、なんだかわくわくする。なんたって彼らはおいしいもん好きだからね。


 野幌の住宅街のなかにあるお勧めパン屋さんはほんとに小さくて売り場は六畳程。開店したばかりなのに、もうすでにお店に入りきらないほどのお客様が....。パン屋さんのご主人に、おもわず「かわいいパン屋さんですね!」と言ってしまいました。

 そして、長沼の卵屋さんでは鶏小屋に入り「ねえ、ちょっと失礼。どけてね」とニワトリのお腹に手を入れて生みたての卵を失敬する。手の中のほんわかあったかい卵に、なつかし〜!田舎の爺婆さまの家を思い出した。その昔はオカマで炊いたご飯に生みたて卵を掛けて食べてました。わ〜い、今晩はこれじゃ、と幸せな気分。



 途中でガラス工房と陶芸工房を見学。イギリス人の陶芸家の作品はハートの絵付けがなんとも可愛らしい。そしてアフリカの素敵なカゴがたくさんあって、喉から手がでそうでした。
 ランチはカントリーレストランでたっぶりのお野菜をいただき、仕上げに小林酒造で地酒の試飲を。友人の行きつけの蕎麦屋もあり、胃袋がもうひとつ欲しかったですよ。



 暮らしを丁寧に楽しんでいる友人夫婦がうらやましくなりました。こんな風に地元で採れる野菜や新鮮な卵を食べて、好きなものに囲まれて暮らすのって、いいなと思う。お土産に庭で採れたぶどうを頂いて、終日ほっこり笑顔の秋の一日でした。