汗々!プレゼンテーション


 昨日のプレゼンテーションはパソコンのトラブルで汗々だった。
良くあるトラブルで、用意したCDが読み込めない。最近のパソコンは薄くするためにCDドライバーが外付けになっている。こんなことになるんじゃないか?という不安があり、「パソコンは要らない」と言うけど、持って行こうかと迷い、一度家に戻ったが、CDを使うとメールしてあるし、まいっか、とまた持つのを止めたのだ。


 案の定、教授のパソコンはCDが読み込めず、急遽、大学のパソコンを借りたがウィンドーXPで、かたつむりのようにのろのろと動かず、デスクトップで懐中電灯が点灯するばかり。いらいら、いらいら。「もう〜、しっかり!」とパソコンを励ましてもしょうもない。
 前にいた学生に助けを求めてCDを読み込んでもらい、その間、アドリブで自己紹介とタイの日本語教師の話をして時間を稼ぐ。ようやく動いたと思ったら、音声がダブりそのうち映像は固まってしまった。は〜あ、すでに15分のロスだ。教授が事務のスタッフを呼びに飛んで行った。学生たちはし〜んとしている。こりゃ、まずい。マイク片手にまた教壇に上がった。


 「最初に、タイへ赴任した際のHBCのテレビニュースをお見せしようと思ったのですが、タイの学校の授業を紹介します」と学校のシステムと初級日本語の授業方法などを写真を送りながら話し始めた。せっかく作った虎の巻は教壇においたまま、スクリーンの前でボールペンを指棒に30分しゃべりまくった。
 最後にタイの日本語教師における現状と課題を述べたところで、CDの準備も整い、当大学の新入生へのスピーチ&タイ赴任のニュースを見せることができた。ふう〜、無事終わった。やれやれ。


 トラブルの原因は教授が海外から戻ったばかりでメールの打ち合わせが充分ではなかった由。「迷ったら、行く!」がわたしの鉄則なんだけれど、これからは「迷ったら、持つ!」も追加しよう。



 教室を出たら携帯が鳴り、「タイから友人が来ているので夕食に来ない?」とノビタ先生の奥様からのお誘い。
「わ〜い、いくいく!」というわけで、美味しい秋の味覚にありついた。グットタイミングでした!