鯛やき修行

 日本に帰り、さっそく購入したのが、鋳物の鯛やき器とストーブ鍋。
タイで作った鯛やきのおいしさに感動したので、いそいそとネットで調べたり、お店をチェックしたりして、一番安かった札幌の問屋さんで購入した。


 フランス製の鋳物の鍋はネットで購入した。この鋳物の鍋はテレビ番組ユーロマックスでヨーロッパの有名なシェフのキッチンによく登場した。長い間、欲しかったけれど重いので買うのを躊躇していた。だんだん年を取るのだから、いずれあの重さに耐えられなくなるだろう、と思っていたのだ。
 しかし、発想の転換で「重いということは筋トレになっていいじゃん?」と考えた。要するに、毎日しているハンドバーベルだと思えば良いのよね、と思ったら決心がついた。
 「ふふふふふ、こりゃ、魔法のように美味しいものができるわい」と大満足。バツグンの熱伝導率で、この春値上がりする高熱費も抑えることが出来るし一石二鳥だ。


 鯛やきは何度か試作を繰り返し、外皮がぱりっと、なかはふわっと、あんこがとろける美味しい鯛やきが焼けるようになった。息子家族に、下の階のおじさんに雪割りのお礼にとマメに鯛やきくんが登場。スキーにもおやつに持って行った。
 「美味しい、美味しい!」と言ってくれるので、当分は鯛やき修行が続く........。