亀さん
ロンポークに住む亀さんがお別れにやってきてくれた。
いつもの道端レストランでガイヤン(鳥の丸焼き)を食べながら、亀さんのお話を聞く。
亀さんはリタイア後に奥さんを亡くしてから、スーツケース一つでタイ人の女性のところに婿入りした若者顔負けの行動力の持ち主だ。
若い頃は相当なならず者だったそうで、人生の裏表はもちろん、人間関係のもろさなども含めて、お話を伺っているとなかなか現実味があっておもしろい。
そして、おみやげに頂いた小さな袋。
「食いつかれないでくださいね」と言うので、トッケーが入っているかも?おそるおそる小袋に手をいれたら陶器の亀の置物が出て来た。
なんとも、おきゃんじゃありませんか。いくつになっても、こんなふうに可愛い人でいたいもんだ、と思いましたよ。