ロイカトーン(灯籠流し)

 昨夜はロイカトーン、水に感謝するお祭りだった。
前日から、生徒たちはバナナの葉を切り出し、カトーン(灯籠)作りに忙しそうだった。当然、準備のために午後からの授業はなく、教室はバナナの葉と香油の匂いが満ち、生徒たちは器用にバナナの葉を裂いたり編んだりして、カトーンを作っている。わたしにも作り方を教えてくれたので、今年は自作のカトーンをもって出席した。


 外国語教師4人がタイの民族衣装を着て、ロイカトーンの歌を歌うことになった。
わたしは昨日の拉致騒ぎ?でなにも練習できず、♪〜ロイ、ロイカトーン、ロイ、ロイカトーン♪だけ合唱する。
中国人のテアがすばらしく上手だ。私たちの歌でタイ人教師たちが輪になって踊り、先頭の女校長もにこやかだ。

 自作の灯籠に火をともし、水に流した。
なんと、女校長がわたしの側にいて池に落ちないように掴まえていてくれたのだ。おお、なんという心遣い。周りの教師からは女王のようにあがめられているというのに、おそれいりまする。