異常気象

 
 いつもなら快適なシーズンだが今年は異常に暑い。エアコンが壊れて暑さに参っている。
アパートの屋根はトタン張りで午後は蒸し風呂のようになる。週末は部屋で授業の準備をしているので、したたる汗でノートも画用紙もべたべたになる。扇風機を最大の強で回しても熱気を撹拌するだけで、製作中のペーパーが飛んでしまいイライラ。
 首が汗疹になりゾウの皮膚のようになった。もちろん、教室も暑いので手首にハンカチを巻き、目に入る汗を拭きながら授業している。

 タイ人が涼しいところに避難したくなる気持ちがよくわかる。だから、タイでは公共機関やバスやコンビニが異常に涼しいのだ。空港なんて南極のように寒かったが、苦情が多く、いまはそんなに寒くはなくなった。


 そんなこんなで我慢出来なくなって、学校の事務所に行きメンテナンスの業者に来てもらうように頼んだ。
「誰がお金を払うの」と聞かれ、「もちろん、学校よ。エアコンは学校の備品なんだから」と答えると「自分で払わなきゃならない」とことだ。そうかい、わかったよ。
「いくらかかるのか、業者に見積もってもらってください」と頼んだ。 
タイでエアコンなしでは暮らして行けない。何時来てくれるのやら……。